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3−2 ムーガ港(写真2-5、6、7)

 

 同港は、エストニアの最大港で、タリン市の東方17kmに位置し、1980年代初期のソビエト時代にソビエトの中継港として建設された。現在の施設概要について、港湾区域;400ha、埠頭延長;2km、バース数;14、最大水深;16.9mとなっており、1994年の貨物取扱量は640万トンであった。
 また、同港には拡張計画があり、同国の港湾開発計画の中で最も重要である。この計画は、港湾区域を500haに拡張し、肥料ターミナル、石炭ターミナル、石油・石油製品ターミナル、コンテナターミナルの4つのターミナルを建設するものであり、年間700万トンの貨物量の増加を予想している。
 施設の整備状況については、外見的には良好と思われた。また、野積場にはロシアから車輛運搬専用貨車で運ばれてきたロシア製乗用車が仮置されていた。

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